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 図書館員がおすすめする一冊
 
 福島県立図書館司書がおすすめする本をご紹介します。
 「図書館員がおすすめする一冊」記載情報は、福島県教育委員会メールマガジン「うつくしま教育通信 お薦めの一冊コーナー」で配信された内容です。

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『森合郷土史』 
安斎 昭三/監修 森合歴史資料保存会 2009 L211/M9/1(地域)
 地域の住民団体が力を合わせて編纂したことが評価され、今年度の「第33回福島民報出版文化賞」奨励賞を受賞した1冊です。
 一つ一つの事柄を簡潔にまとめ、関連する図表や写真を多用しているため、過去から現在の森合の姿が理解しやすくなっています。
 送り仮名や注釈もついており、郷土を学ぶ子どもにもお薦めです。
『キャンプで使えるアウトドアゲーム集』 
日本レクリエーション協会/監修 ベースボール・マガジン社 2009 781.9/ニホ094(人文)
 この夏、キャンプの計画がある方はもちろん、野外で楽しめる遊びやゲームを探している方には特におすすめの一冊。道具を使わずにできるゲームや牛乳パックを使った飛行機の作り方など、家族や仲間で夢中になれるアイディアが盛りだくさんです。夏の思い出作りの参考にどうぞ。
『明日につづくリズム』 
八束 澄子/著 ポプラ社 2009 913/ヤス(児童)
 地方から都市への人口流出が全国的に問題になっています。この小説の主人公は夢の実現のために都会に憧れる中学生。「自分のしたいことは、ここにはない」という思いは彼女が故郷を愛している分、痛切です。少女の成長物語ではありますが地方の人口減少や地域格差などの社会問題を考えるきっかけにもなる1冊です。
『夢ひとすじ福島びと 人生春夏秋冬 私の道①』 
福島民友新聞社/[編] 福島民友新聞社 2009 L281.04/F1/2(地域)
 福島民友新聞に連載されている「人生春夏秋冬 私の道」をまとめた一冊です。喜びあり、苦労あり、夢ひとすじに歩んできた福島ゆかりの人々の人生が、秘話を交えて語られています。読みながら自分の生き方も考えさせられます。学生や新社会人はもちろん、連載を読まれていた方にも改めて読んでいただきたい一冊です。現在第一集、第二集が刊行。
『地元学をはじめよう』 
吉本 哲郎/著 岩波書店(岩波ジュニア新書609) 2008 291/ヨ(児童)
 地域の事をどれくらい知っていますか?どこかと比較して、不便なところやないものばかりに目を向けていませんか?
 本書には「地元学」にどのように取り組み、実践してきたかの事例が紹介されています。まずは“あるもの”に目を向け、それぞれの“豊かさ”を見つめることから始まります。それは、自分を、今いる場所を愛することに繋がるのではないでしょうか。
『新・桜さくら ふくしまの名木散歩2』 
小林 隆/写真・文 歴史春秋出版 2009 L479.6/K2/2(地域)
 桜の魅力とはどこにあるのでしょうか。咲き誇る満開の桜にも、舞い散る桜にも魅了されます。本書は県内の桜を紹介した写真集です。周りの景色と調和し佇む桜は日常のようで、でも、どこか幻想的です。巻末には参考として「主要な桜ガイド」があり、花の見頃や所在地などが記載されています。この時期にしか目にすることの出来ない風景を探しにでかけませんか?
『みどりのゆび』
モーリス・ドリュオン/作 岩波書店 2009 953/ド(児童)
 この本は親指で地面や壁に触れただけで、そこに埋まっている種を咲かせる力を持った男の子チトが主人公の童話です。チトが優しさと勇気で咲かせた花によって平和で、差別や格差の無い社会が創られていきます。1965年が初版の童話ですが現在にも通じるテーマで描かれており、大人にとっても心に刻んでおきたい1冊です。
『暖房の文化史』
ローレンス・ライト/著 八坂書房 2003 383.9/ラロ03Z(社会)
 寒い冬に欠かせないのがこたつやエアコンなどの暖房器具です。しかし、電気もガスもない昔の人々はどのように寒さを凌いでいたのでしょうか。この本では、たき火から床暖房に至るまでの暖房の歴史を、イラストを交えて分かりやすく紹介しています。部屋の中で温まりながら、遙かな暖房の歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
『江戸の庶民信仰 年中参詣・行事暦・流行神』
山路 興造/著 青幻舎(大江戸カルチャーブックス) 2008 387/ヤコ08Y(社会)
 神社や寺院に赴く機会は、意外に多くあることと思います。江戸の庶民はその時々の祈願に合わせて、詣でる場所を変えていました。どんな信仰が流行っていたのか、一年を通してどこへ参り、何をして過ごしていたのか。その当時の人々の暮らしをうかがい知ることができます。また、図版を豊富に取り入れ、視覚的にも楽しめます。昔も今も、人々は心の平安を求め、様々な場所を訪れるのでしょう。
『すき焼き通』
向笠 千恵子/著 平凡社 2008 383.81/ムチ08X(社会)
 寒い夜、すき焼きが恋しいという方は本書をどうぞ。本書はすき焼きの歴史や、各地のすき焼き・牛文化、さまざまな名店の味などすき焼きに関することをギュッと煮込んでいます。読みながらあのとろりとした味を思いだし、思わずのどがゴクリとなります。読後、今夜はすき焼きにしよう!と心弾ませること間違いなしです。
『アブラクサスの祭』
玄侑 宗久/著 新潮社 2001 LA913.6/G2/3(地域)
 『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞した作者の、受賞後第一作にして、映画化も決定した作品。主人公は、躁鬱と分裂症を患う不惑目前の僧侶・浄念。生きていくためには、自分の言葉を歌うしかないと、ロックのライブを計画する。そんな浄念と、彼を見守る人々が、“祭”たるライブの中で辿り着いた答えとは…?
『プリンセス・トヨトミ』
万城目 学/著 文藝春秋 2009 913.6/ママO93(人文)
 5月末日、“王女”を守るために大阪の全機能が停止した。きっかけは会計検査院の調査官3人が行った社団法人OJOの検査だった。父から子へ、大阪の男だけが引き継いでいく秘密とは何か。
この作品は第141回直木賞候補作です。図書館では受賞作や他の候補作も所蔵しています。秋の夜長にお楽しみください。
『江戸東京怪談文学散歩』
東 雅夫/著 角川学芸出版 角川グループパブリッシング 2008 910.26/ヒマO88(人文)
 夏も終わりに近いですが、まだ夏気分を楽しみたいという方にはこの一冊を…。本書は芥川龍之介から宮部みゆきまで、数々の作家達が描いた怪談の舞台、江戸・東京をその作品と共に紹介しています。残りの夏、一風変わったガイドブックのようなこの本でちょっと涼しげな旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。
『幸いなるかな本を読む人 詩集』
長田 弘/著 毎日新聞社 2008 LA911.5/O2/20(地域)
 あなたにとって、忘れられない本はどんな本ですか?
 「読むことは歩くことである。」(「檸檬をもっていた老人」)--読書という静かで自由な旅路で、私たちはどんな思いと向き合い、どんな真実を見つけるのでしょう。心に残る本との出会いがもたらす幸いについて、改めて考えるひとときをくれる一冊です。
『月のきほん』
白尾 元理/著 誠文堂新光社 2006 446/シ(こどものへや)
 なぜ月が昇る時間は毎日変わるのか。月は1時間にどれ位西へ動くのか。日食のメカニズムって?知っているようで知らない、つい周りの人に話したくなるような知識が詰まった本です。今年は世界天文年。7月22日には日食もあり、天文関係のイベントが各地で行われます。ぜひ、頭と体をたっぷり使って参加してみてください。
『イワシはどこへ消えたのか』
本田 良一/著 中央公論新社(中公新書1991) 2009 663.6/ホリ093(自然)
 イワシが激減しました。これは数十年周期の気候変動によるわずかな海水温変化の影響であることが分かりました。従来考慮されなかった気候変動との関係を、不漁のスケソウダラ、回復した秋田のハタハタ、豊漁のサンマなど漁業者、消費者、行政、海外の動きを含めた具体例を挙げ説明、環境変化を踏まえた資源保護を考えます。
『知る、考える裁判員制度』
竹田 昌弘/著 岩波書店(岩波ブックレットNo.727) 2008 327.67/タマ086(社会)
 間もなく始まる裁判員制度について、事例にそって、仕組みをわかりやすく解説しています。また、導入される理由、問題点や課題等をさまざまな角度から紹介しています。裁判員制度とは、裁判員に選ばれるとはどういうことなのか。理解の手助けをしてくれます。当館では、このことについて展示を開催しています。ご覧ください。
『農業は農業である-近代化論の策略-』
守田 志郎/著 農山漁村文化協会 1987 610.1/M6/3(自然)
 53歳で没した著者が、71年に、普通の農家の人々に直接語りかけた本である。工業と農業を同一に論じる愚等を平易に明らかにした38年前の彼の指摘は、そのまま今の食の問題に繋がっており、農に携わる人だけでなく全ての生活者に、社会の課題を分かり易く解説してくれている。
『世界を動かした塩の物語』
マーク・カーランスキー/文 S.D.シンドラー/絵 遠藤 育枝/訳 BL出版 2008 669/カ(こどものへや)
 今ではどこの家庭にもある塩ですが、かつては大変貴重なものでした。この人間が生きていく上で不可欠な“石”を視点にした世界史です。古今東西、塩を制することで世界を制してきた歴史が見えてきます。わかりやすい絵本ですので、親子や児童・生徒と、ちょっと大人の会話をするきかっけとしても、どうぞ。
『カラー図解 楽器の歴史』
佐伯 茂樹/著 河出書房新社 2008 763.02/サシ089(人文)
 昨年度の全日本吹奏楽コンクールで、湯本高校が金賞を受賞したニュースは私ども県民にとって明るいニュースでした。そこで今回ご紹介するのが、オーケストラ等で使われる楽器の歴史などを材料の原産地や種類、文化や合奏の形態、担っている役割、時代、構造、果ては宗教や組織といった様々な観点から楽しめるこの一冊です。あなたもお気に入りの楽器を見つけ、触れてみませんか?
『森の民話茶屋からの届け物 茅刈り狐』
「森の民話茶屋」運営委員会/編集・文 すげのでんじゅ/絵 歴史春秋出版 2008 L388/M16/1(地域)
 表題作の他、「月の夜ざらし」「朗読劇の為の遠藤ヶ滝縁起物語」など5つの民話と伝説が楽しめます。また、付録としてそれぞれの語りと朗読劇が収録されたCDもついています。目からも、耳からも、方言による語りの世界を感じることができます。忙しい日常の中でも、ゆったりとした時間をすごしませんか。
『風呂と日本人』
筒井 功/著 文藝春秋 2008 383.6/ツイ084(社会)
 毎日寒い日が続くこの季節、お風呂につかってじんわりと温まるのが幸せ…ですが、「風呂」の起源は蒸し風呂にあったことをみなさまご存知ですか。本書では、様々な角度から風呂のルーツを探り、日本の入浴文化史について言及しています。かつての風呂に思いを馳せながら、日々の入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
『喜多方市小学校農業科』
喜多方市小学校農業科推進協議会 2008 L375.4/K5/1(地域)
 喜多方市は、昨年度から小学校に農業科を新設しました。農産物生産の知識と技術の習得、自然の厳しさと豊かさ、生命の大切さ等を学びます。ご紹介するのは、そのテキスト。オールカラー、ふりがな付きで分かりやすい内容です。食の問題が取りざたされる昨今、小学生のみならず大人にもおすすめの一冊です。
『こころの科学』(隔月刊)
日本評論社 Z493.7/K20(逐刊)
 PTSD・引きこもり・鬱などの現代における心理学的な問題を、専門家たちがそれぞれの立場における経験・具体的事例を通して、初心者にもわかりやすく解説している雑誌です。学問的には難しい題材を扱っていながらも面白さ・分かりやすさを決して失わない、心理学への導入にはもってこいの雑誌だと言えます。
『割り箸が地域と地球を救う』
佐藤 敬一,鹿住 貴之/著 創森社 2007 650.4/サケ07X(自然)
 割り箸は森林破壊の原因になっている、使い捨てでもったいないなど環境にとっては悪者のイメージがありますが、間伐材の有効利用という側面もあり、環境にとって必ずしもデメリットばかりではありません。地球にかかる環境負荷を最小限にするため私たちに何ができるのか、身近な割り箸をきっかけに考えてみませんか?
『ベストセラーだって面白い』
岡崎 武志/著 中央公論新社 2008 019.9/オタ082(人文)
 古書店均一棚から面白い本を見つける名手、岡崎武志が、『生協の白石さん』や『ホームレス中学生』といった旬のベストセラー本を「朝日新聞」等で書評したものが本になりました。「褒めること」が主流の新聞書評のなかで、ユーモアで包みながらツッコミを入れるという著者の視点は参考になります。「あの本がなぜ売れたのか」がわかる一冊。
『図書館を使い倒す! ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」』
千野 信浩/編 新潮社 2005 015/チノ05X(人文)
 情報を探せないことありませんか?本書はそんな時の図書館の活用法をわかりやすく紹介しています。図書館だからこそできる情報の探し方、実はいろいろあるのです。県立図書館では県民の皆さまに幅広く図書館を利用していただくため、情報活用講座等を開催しています。こちらも併せてご活用いただき、ぜひ図書館を使い倒してください!
『読書がたのしくなる ニッポンの文学 ほんものの友情、現在進行中!』
くもん出版/編 くもん出版 2007 913/キカ(児童YA)
 新美南吉、国木田独歩、宮沢賢治、太宰治、菊池寛、堀辰雄、芥川龍之介、森鴎外…。みなさん、どれくらい読んだことがありますか?恋や友情、笑いなど5つのテーマにそって、文豪たちの名短編がオムニバス形式で楽しめます。10代の子どもたちにも読めるように、大きな活字にすべてルビがつき、各ページに注釈と至れり尽くせり。軽くてポップな装丁も手に取りやすいシリーズです。
『昭和初期の博物館建築 東京博物館と東京帝室博物館』
博物館建築研究会/編 東洋大学出版会 2007 523.1361/ハク074(自然)
 昭和5年に国立科学博物館(当時東京博物館)昭和12年に東京国立博物館(当時東京帝室博物館)が、新しく建築されました。展示の仕方や照明、採光、建築物の意匠など、どのような過程でそれが選ばれ、造られてきたのか。また、ガラスやエレベーター、シャッターなど、当時の技術も、この本で知ることができます。ステンドグラス一つをとっても、そこには様々なドラマが隠されています。
『新個人主義のすすめ』 
林 望/著 集英社 2008 151.4/ハノ081(人文)
 林氏が提案する個人主義とは、決して利己主義や孤立主義のことではありません。自分の意見をしっかりと持って主張することは大切なのですが、前提として、他者を一人一人の個人として認め、思いやりながら、自分の主張を抑制して人間関係の調和を図ることが、日本社会に合った真の個人主義だというのです。広く世の中の人々が、この新個人主義を意識して行動するようになれば、もっと生きやすい社会に変えることができるのではと感じさせられます。
『みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実 
ジェシカ・ウィリアムズ/著 草思社 2007 302/ウ(こどものへや)
 「世界では7人に1人が日々飢えている」「2040年に原油は枯れてしまうかもしれない」「先進国の国民は、1年間に7キロの食品添加物を食べている」「貧困家庭の子どもは、豊かな家庭の子どもにくらべて、3倍も精神病にかかりやすい」など考えさせられる50の事実。まずはこの事実を知ってください。そして私たちは何をすべきかみんなで考えてみましょう。子どもたちにもぜひ読んでほしい一冊です。
『地域主権型道州制 日本の新しい「国のかたち」
江口 克彦/著 PHP研究所 2007 318.18/エカ07Y(社会)
 中央集権システムを残したまま都道府県を統合した「道州制」でも、アメリカのような州憲法、州裁判所、州兵などをもった「連邦制」でもなく、その中間的な、課税自主権等主体性を持った「地域主権型道州制」の導入により、衰退する地方を救うことができると提案しています。PHP総合研究所代表取締役社長 江口克彦氏による日本が元気を取り戻すための国家ビジョンです。
『合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論 
内田 樹・平尾 剛/著 朝日新聞社 2007 780.18/ウタ079(人文)
 内田樹は『下流志向』の著者、フランス哲学が専門の大学教授で合気道六段。平尾剛はラグビー元日本代表。この二人がスポーツについて対談したのが本書です。スポーツ嫌いな人、スポーツを教える人には目から鱗がぼろぼろ落ちること間違いなしの一冊です。
ドイツ 人が主役のまちづくり
松田 雅央/著 学芸出版社 2007 369.7/ママ074(社会)
 ドイツのまちづくりの現状を、カールスルーエ市を中心に紹介しています。ドイツの市民活動は、多岐にわたり活発に行われていて、行政や企業とも協同しつつ活動していることがわかります。良い面だけでなく、問題点も含めて書かれている本著には、今後の日本の地域社会を考えるヒントがつまっています。
『王国は星空の下 北斗学園七不思議①』
篠田 真由美/著 理論社 2007 913/シマ(こどものへや)
 学園の七不思議を調べはじめた中等部2年の少年たち。その調査がいつしか大事件を解く鍵へと繋がっていきます。友情、自分自身への葛藤、学園への愛着と疎外感など、懐かしくも新鮮な気持ちが味わえます。旧図書館の地下書庫、謎めいた登場人物など、ミステリーには欠かせない魅力的な設定も用意され、彼らとともにハラハラドキドキの冒険が楽しめます。
『「読解力」とは何か~PISA調査における「読解力(リーディングリテラシー)」を核としたカリキュラムマネジメント~』
横浜国立大学教育人間科学附属横浜中学校 FYプロジェクト/編 三省堂 2006 J375.1/ヨ(こどものへや)
 PISA2003年の調査で問題となった日本の子どもたちの読解力の低下。横浜国立大学教育人間科学附属横浜中学校では、本書においてPISA型「読解力」を生徒が身につけるにはどんな授業が有効かをプロジェクト研究として提案している。PISA型「読解力」は通常の「読解力」とどうちがうのかをふまえた上で、同校でのカリキュラムマネジメントの方法や、国語科はもちろんのこと国語科以外の教科や総合の時間で「読解力」を育成するための具体的な授業についての研究と今後の課題を紹介する。
『明治の人物誌』
星新一/著 新潮社 1998 L289/H15/6(地域)
 SF作家、星新一の父・星一(ほし はじめ:いわき出身の実業家、政治家)は、苦学しながらアメリカの大学を卒業し、帰国して製薬会社をおこした。事業は成功したが、やがて政争に巻き込まれ衰退していく。父と野口英世、伊藤博文、エジソン、後藤新平達との交流の中から、各人の生涯をたどった列伝。
『青い光が見えたから:16歳のフィンランド留学記』
高橋絵里香/著 講談社 2007 916/タエ073(人文)
 小学4年生の時に、トーベ・ヤンソン作の『たのしいムーミン一家』の物語に出会い、フィンランドの魅力にとりつかれた著者は、やがてこの国や人々の生活を直接知りたいと決意し、単身でフィンランドの高校に留学する。4年間の高校生活を通じて、そこで出会った人々の生活、国民性、そして日本と大きく異なる教育について、著者が感じたことが素直に綴られている。
『朝日のようにさわやかに』
恩田 陸/著 新潮社 2007 913.6/オリ073(人文)
 「しばらく笑っていないとか、誰とも言葉を交わしていないとか」、自分でも気づかないうちに「淋しい子供」になってしまった小学5年生のエリちゃん。ある日、「淋しいお城」へ連れていかれ…。お城へ来た子どもたちは数週間でいなくなると言いますが、元の世界へ戻ることはできるのでしょうか(「淋しいお城」)。他13編が収録された5年ぶりの短編集。
『冠婚葬祭のひみつ』
斎藤美奈子/著 岩波書店 2006 385/サミ065(社会)
 結婚式、お葬式、それは決して礼儀にはずれてはいけない場所。大人って大変…と実感する時でもあります。でも結婚式やお葬式が今の形になったのは、明治に入ってからって知ってましたか?近代の冠婚葬祭の歴史を知り、これからの「儀礼のカタチ」を提案する刺激的な1冊です。
『鉄道を読んで楽しむ本』
赤門鉄路クラブ/編著 成山堂書店 2001 686/A1(自然)
 写真、模型、旅行、弁当。これらに共通するキーワードは・・・そう、鉄道です。
この本は、東京大学鉄道研究会OB会である赤門鉄路クラブが、鉄道関連図書1000冊について、歴史、技術、紀行、文学等ジャンル別にまとめたガイドブックです。自費出版書から浅田次郎著『鉄道員』まで幅広く内容を紹介しています。今年は福島県に鉄道が通ってから120周年という記念の年。一読をおすすめします。
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